立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花の解説
【読み方】
たてばしゃくやくすわればぼたんあるくすがたはゆりのはな
【意味】
立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花とは、美しい女性の容姿や立ち居振る舞いを花にたとえて形容する言葉。
【注釈・由来】
芍薬も牡丹も共に美しい花で、百合は清楚な花であることから、美人の姿や振る舞いを花に見立てて形容する言葉。
芍薬はすらりと伸びた茎の先端に華麗な花を咲かせ、牡丹は枝分かれした横向きの枝に花をつける。百合は風を受けて揺れるさまが美しい。
これらのことから、芍薬は立って見るのが一番美しく、牡丹は座って見るのが一番美しく、百合は歩きながら見るのが一番美しいという説がある。
また、芍薬はまるで美しい女性が立っている姿のよう、牡丹は美しい女性が座っているよう、百合は美しい女性が歩く姿のようだなど、諸説ある。
元々は漢方の生薬の使い方のたとえであったとしているものもあるが、漢方の説明をするために持ち出された説で、由来としては正しくない。
近世の流行唄から出た表現で、都々逸では「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花、婆になればしおれ花」などと続けても言われた。
【出典】
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【例文】
・立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花などといえる女性は、この世にどれほどいるものだろうか。
・立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花と言われるような女性になりたい。
・彼の奥さんはとても上品で、立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花という言葉がぴったりだ。
【注意】
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立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花の関連語
【類義語】
立てば芍薬居すりゃ牡丹歩く姿は百合の花/立てば芍薬座れば牡丹
【対義語】
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【英語のことわざ】
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