清水の舞台から飛び降りるの解説
【読み方】
きよみずのぶたいからとびおりる
【意味】
清水の舞台から飛び降りるとは、思い切って大きな決断をすることのたとえ。
【注釈・由来】
「清水」とは、京都市東山区にある音羽山清水寺のことで、北法相宗の総本山。
清水寺には高い崖に張り出して作られた舞台があり、その崖から飛び降りると所願成就のときに怪我をせずに済み、もしくは死んで成仏できるといわれ、身を投げる者が絶えなかったという。
その舞台から飛び降りるほど、必死の覚悟で実行するという意味。
多く値段の高い物を買うときや、値段を大きくまけるときなどに使われる。
実際に清水の舞台から飛び降りた人は、200人以上と伝えられる。
舞台は地上約12mのところにあるが、木が生い茂っていたことや土が柔らかかったことから、生存率は8割以上だったといわれる。
明治5年(1872年)に政府が飛び降り禁止令を出し、清水寺も飛び降り防止の対策を施しているため、現在は清水の舞台から飛び降りることはできない。
【出典】
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【例文】
・清水の舞台から飛び降りるつもりで、十万円の靴を買った。
・清水の舞台から飛び降りる思いで好きな子に告白したが、突き落とされるようにフラれてしまった。
・私には清水の舞台から飛び降りる勇気はないので、流されるまま柳のように生きていくつもりだ。
【注意】
「しみずの舞台から飛び降りる」というのは誤り。
清水の舞台から飛び降りるの関連語
【類義語】
清水の舞台から後ろ飛び/清水の舞台から飛ぶ/清水の舞台から落ちる
【対義語】
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【英語のことわざ】
・shoot Niagara.(ナイアガラの滝を下る)