越鳥南枝に巣くい、胡馬北風に嘶く

越鳥南枝に巣くい胡馬北風に嘶くの解説

【読み方】
えっちょうなんしにすくい、こばほくふうにいななく

【意味】
越鳥南枝に巣くい胡馬北風に嘶くとは、故郷の忘れがたいことのたとえ。

【注釈・由来】
中国南方の越の国の鳥は、北国へ渡っても南向きの枝に巣を作る。
北方の胡の国から来た馬は、北風が吹くと故郷を思い出してなく。
このように望郷の念にかられることをいう。
『文選』の詩の一節に「胡馬は北風に依り、越鳥は南枝に巣くう」とある。

【出典】
『文選』

【例文】
住んでいたときは何も思わなかったが、こうして一年も帰らないと故郷をふと思い出すことが多くなり、一日も早く帰りたいと思う。越鳥南枝に巣くい胡馬北風に嘶くの思いだ。

【注意】

越鳥南枝に巣くい胡馬北風に嘶くの関連語

【類義語】
越鳥南枝に巣をかけ、胡馬北風に嘶く/胡馬北風に嘶う/胡馬北風に依る/南枝の悲しみ/羈鳥旧林を恋い池魚故渕を思う/故郷忘じ難し/狐死首丘

【対義語】

【英語のことわざ】

【索引語】
巣くう北風嘶く

【分類】
生活・暮らし > 故郷
学問・才能・能力 > 記憶

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