疾風に勁草を知るの解説
【読み方】
しっぷうにけいそうをしる
【意味】
疾風に勁草を知るとは、困難や試練に直面したときに、はじめてその人の意思の強さや節操の堅固さ、人間としての値打ちがわかるというたとえ。
【注釈・由来】
「疾風」とは、速く激しく吹く風。
「勁草」とは、風雪に耐える強い草。
強い風が吹いたときに初めて、それに負けない強い草を見分けることができることから。
後漢の光武帝が初めて義兵を挙げた時、旗色が悪くなってくると帝に従っていた者たちは逃亡していき、最後まで残ったのは王覇だけであった。
その時に帝が王覇に言った言葉に由来し、『後漢書・王覇伝』に「子独り留まりて努力す、疾風に勁草を知る」とある。
【出典】
『後漢書』
【例文】
疾風に勁草を知るで、今回のことで部下たちの人間性を初めて知ることができた。
【注意】
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疾風に勁草を知るの関連語
【類義語】
疾風勁草
【対義語】
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【英語のことわざ】
・In a calm sea every man is a pilot.(静かな海では誰でも舵手だ)