仰いで天に愧じず

読み方

あおいでてんにはじず

仰いで天に愧じずの意味・解説

仰いで天に愧じずとは、自分自身をかえりみて、心にも行いにもやましいことが少しもないこと。

由来などの解説

「愧じる」とは、自分の見苦しさを他人や世間に対して、恥ずかしく思うこと。
自分にやましいところが一点もなければ、天に対しても何ら恥ずべきことがないということから。
君子の三楽の二番目にあたることば。
『孟子・尽心上』に「仰いで天に愧じず、俯して人に愧じざるは、二の楽しみなり(天に対して恥ずべきところがなく、下のほうを見て人々に恥じることがないのが、第二の楽しみである)」とある。

出典

『孟子』

例文

仰いで天に愧じずだ。人にどんな陰口を叩かれようが、私自身の心は晴れ渡っている。

仰いで天に愧じずの類語・対義語

類義語

俯仰天地に愧じず/仰いで天に愧じず、俯して地に愧じず/青天白日/清廉潔白

対義語

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キーワード

仰ぐ愧じる

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