瓜の蔓に茄子はならぬの解説
【読み方】
うりのつるになすびはならぬ
【意味】
瓜の蔓に茄子はならぬとは、平凡な親から非凡な子は生まれない。また、原因のないところに結果は生じないことのたとえ。
【注釈・由来】
瓜の蔓には瓜しかならず、茄子も茄子の木にしかならないことから。
「瓜の蔓になすはならぬ」ともいう。
【出典】
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【例文】
瓜の蔓に茄子はならぬで、私も父と同じように平凡な会社員だ。
【注意】
平凡な人間からは平凡な人間しか生まれないという意味なので、褒め言葉として使うのは誤り。
誤用例 「瓜の蔓に茄子はならぬと言いますが、息子さんもお父さんと同じ写真家なのですね」
瓜の蔓に茄子はならぬの関連語
【類義語】
瓜の木に茄子はならぬ/瓜の種に茄子は生えぬ/薔薇の根から藁は生えぬ/茨に葡萄の実は生らず/燕雀鳳を生まず/鳩の卵が鵯にはならぬ/烏の腹から鷹は生まれぬ/鳶の子鷹にならず/蛙の子は蛙/鷗の子は鷗/この親にしてこの子あり/血は争えない/親に似ぬ子なし/狐の子は面白/蟹の子は爪白/乞食の子は乞食で終わる/蝮の子は蝮
【対義語】
鳶が鷹を生む/烏の白糞/老蚌珠を生む/親は親、子は子
【英語のことわざ】
・Eagles do not breed doves.(鷲は鳩を生まない)
・Of evil grain, no good seed can come.(悪い穀物からよい種子は出てこない)