一攫千金の解説
【読み方】
いっかくせんきん
【意味】
一攫千金とは、一度にたやすく巨額の利益を得ることのたとえ。
【注釈・由来】
「一攫」とは、一つかみという意味。
「千金」とは、千両。大金のこと。
ひとつかみで大金を得るということから、あまり苦労をせずに、ちょっとした仕事でやすやすと大金を手に入れることにいう。
一攫千金の「攫」が常用漢字でないため、「得る」の意がある「獲」の字を代用して、「一獲千金」と書くこともある。
【出典】
-
【例文】
・一攫千金を夢見て競輪場へ通ったが、結局は借金ができただけだった。
・一攫千金を狙ってハイリスクハイリターンの投資商品に手を出した。
・一度きりの人生だ。一攫千金を夢見るのも悪くないだろう。
【注意】
一度に大きな利益を得るという意味なので、地道に努力して儲けることに使うのは誤り。
誤用例 「長年の努力が実って、一攫千金を手に入れることができた」
一攫千金の関連語
【類義語】
一攫万金/濡れ手で粟
【対義語】
一擲千金/一擲百万
【英語のことわざ】
・To become wealthy at a single bound.(一回の勝負で金持ちになる)