創業は易く守成は難し

創業は易く守成は難しの解説

【読み方】
そうぎょうはやすくしゅせいはかたし

【意味】
創業は易く守成は難しとは、新しく事業を興すことよりも、その事業を受け継いで守り続けていくことのほうが難しいということ。

【注釈・由来】
「創業」は、新しく事業を始めること。
「守成」は、築き上げたものを守り続けていくこと。
国家を建設することよりも、それを維持することのほうが難しいという意からできたことわざ。
唐の太宗が側近に「帝王の業は創業と守成と、どちらが難しいか」と尋ねたときに、房玄齢は「創業が難しい」、魏徴は「守成が難しい」と答えた。
それに対して太宗が「創業の難事は過去のこと。今は守成の難事にあたろう」と答えたという故事に由来する。

【出典】
『唐書』

【例文】
一代目が築き上げた老舗の名店も、三代目の頃には見る影もなくなった。創業は易く守成は難しということだろう。

【注意】
「創業は易く守勢は難し」や「創業は易く守成は固し」と書くのは誤り。

創業は易く守成は難しの関連語

【類義語】

【対義語】

【英語のことわざ】
・One hath more ado to preserve than to get.(獲得するよりも保持するために骨を折るものだ)

【索引語】
創業易い守成難い

【分類】
生活・暮らし > 仕事・商売
状態・程度 > 継続

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