仏作って魂入れずの解説
【読み方】
ほとけつくってたましいいれず
【意味】
仏作って魂入れずとは、いちばん肝心なものが抜け落ちていることのたとえ。
【注釈・由来】
仏像を作っても、魂を入れなければ、単なる木や石と同じであることから。
転じて、物事は仕上げが最も重要であり、それが欠けたときは作った努力もむだになるということ。
「仏造って魂入れず」とも書く。
【出典】
-
【例文】
・詩も曲も仕上がったのに、タイトルだけがどうしても思い浮かばない。仏作って魂入れずの状態だ。
・ここで止めてしまえば仏作って魂入れず。最後までやり抜きましょう。
・これだけの大作なのに、仏作って魂入れずでは一般人の作品と同じになってしまいますよ。
【注意】
-
仏作って魂入れずの関連語
【類義語】
仏作って眼を入れず/仏作っても開眼せねば木の切れも同然/画竜点睛を欠く/九仞の功を一簣に虧く
【対義語】
-
【英語のことわざ】
・Ploughing the field and forgetting the seeds.(畑を耕して種まきを忘れる)