対岸の火事の解説
【読み方】
たいがんのかじ
【意味】
対岸の火事とは、当事者にとっては苦痛や災難なことも、自分には関係ないので、痛くも痒くもないということ。
【注釈・由来】
向こう岸で起きている火事は、こちらの岸まで燃え移る心配がないことから。
【出典】
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【例文】
・所詮は対岸の火事だから、この先どうなろうとも私には関係ないことだ。
・他社の不祥事を対岸の火事と考えず、気を引き締めていかなければいけない。
・係長が突然解雇された件については、決して対岸の火事とは思えない。
【注意】
「他山の石」と混同して「他山の火事」としたり、「危険がそばにある」という意味で使うのは誤り。
対岸の火事の関連語
【類義語】
対岸の火災/川向こうの火事/川向こうの喧嘩/川向かいの喧嘩/向こう河岸の火事/遠い火事を出口から見るように/高みの見物/山門から喧嘩見る/見所の高懸け/痛くも痒くもない
【対義語】
隣の火事に騒がぬ者なし
【英語のことわざ】
・The comforter’s head never aches.(慰めを言う人の頭は決して痛くない)