先んずれば人を制す

先んずれば人を制すの解説

【読み方】
さきんずればひとをせいす

【意味】
先んずれば人を制すとは、何事も人より先に行えば、有利な立場に立つことができるというたとえ。

【注釈・由来】
「先んずる」は「先にする」が転じた言葉で、人よりも物事を先にするという意。
先手を取れば相手を抑えることができるから、何かをする時は人より先にやるのがいいということ。
何事であっても、後手に回っては勝ち目がないという教え。
『史記』に「先んずれば人を制す、後るれば則ち人の制する所と為る」とある。

【出典】
『史記』

【例文】
その企画はおもしろいね。他社がする前に、さっそく我が社で開始しよう。先んずれば人を制すだ。

【注意】
「先んずれば人を征す」と書くのは誤り。

先んずれば人を制すの関連語

【類義語】
先にすれば人を制し、後るる時は制せらるる/機先を制する/先手は万手/先手必勝/早いが勝ち/早い者勝ち

【対義語】
急いては事を仕損じる

【英語のことわざ】
・First come, first served.(最初に来た者が最初に食物を供せられる)
・The foremost dog catches the hare.(先頭の犬が兎を捕らえる)

【索引語】
先んずる制す

【分類】
人間関係 > 勝敗
行動・動作 > 先んじて行う

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