言わぬが花の解説
【読み方】
いわぬがはな
【意味】
言わぬが花とは、はっきり口に出して言うよりも、黙っているほうが趣があり、差し障りもなくてよい。
【注釈・由来】
「花」は、良いものの代表として多く用いられる語。
特に「◯◯が花」の形は、行動を控えたり抑えたりすることを良しとする場合に用いられる。
「言わぬが花」と類似の表現には、「待つ間が花」や「見ぬが花」などがある。
【出典】
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【例文】
・どんな結末になるのか誰もが容易く想像できるが、それは言わぬが花だよ。
・言ってしまえば身も蓋もない。そのことは言わぬが花というものだ。
・言わぬが花と思って黙っていたが、彼には真意が伝わらなかったようだ。
【注意】
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言わぬが花の関連語
【類義語】
言わぬが花の吉野山/言わぬは言うにまさる/沈黙は金/沈黙は金、雄弁は銀/言葉多きは品少なし
【対義語】
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【英語のことわざ】
・Silence is wisdom when speaking is folly.(しゃべって馬鹿をみるくらいなら、黙っているのが利口)