身から出た錆の解説
【読み方】
みからでたさび
【意味】
身から出た錆とは、自分の犯した言動が原因で、苦しんだり災いを受けたりすること。
【注釈・由来】
刀身から出た錆が、刀身を腐らせてしまうことからいう。
『江戸いろはかるた』の一つ。
【出典】
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【例文】
・君が奥さんから三行半を突きつけられても、それは身から出た錆だろう。
・大変な状況になったが、それも自分の身から出た錆だと反省している。
・すべては彼の身から出た錆に違いないが、関係ない人間まで一緒になって叩く必要はないだろう。
【注意】
「身から出た鯖(さば)」や「実から出た錆」と書き誤らない。
身から出た錆の関連語
【類義語】
身から出した錆/身より出だせる錆/身より出だせる錆刀/身から出た錆は研ぐに砥がない/刃から出た錆は研ぐに砥石がない/刃の錆は刃より出でて刃を腐らす/自分で蒔いた種/自業自得/因果応報/悪因悪果/因果覿面/仇も情けも我が身より出る/心から乞丐となる/心柄こそ身は賤しけれ/悪事身に返る/悪事身にとまる/因果は巡る/爾に出ずるものは爾に反る/平家を滅ぼすは平家/六国を滅ぼす者は六国なり
【対義語】
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【英語のことわざ】
・Self do self have.(自分の行為は自分に帰ってくる)
・An ill life an ill end.(悪い生き方をすれば悪い死に方をする)