言うは易く行うは難しの解説
【読み方】
いうはやすくおこなうはかたし
【意味】
言うは易く行うは難しとは、何をするにしても、口で言うのは簡単だがそれを実行するのは大変難しいということ。
【注釈・由来】
『塩鉄論・利議』に「言う者は必ずしも徳有らず。何となれば、これを言うは易くして、これを行うは難ければなり」とある。
【出典】
『塩鉄論』利議
【例文】
・ずいぶんと立派な予定表を立てましたね。言うは易く行うは難しにならなければいいですが。
・言うは易く行うは難しと言われないよう、気持ちを引き締めて頑張ろう。
・言うは易く行うは難しというもので、何事も実際にやってみると大変さがわかるものだ。
【注意】
「言うは易く」に重点を置き、「簡単なので言う」の意味で用いるのは誤り。
誤用例 「言うは易く行うは難しだから、思いきって言うだけ言ってみよう」
言うは易く行うは難しの関連語
【類義語】
言うは行うより易し/言うとするとは別問題/口では大阪の城も建つ/猫の首に鈴を付ける
【対義語】
-
【英語のことわざ】
・There is a great difference between word and deed.(言うと為すとは大違い)
・Easier said than done.(口で言うのは行うことよりやさしい)
・Easy to say, hard to do.(言うのは簡単だけど、実行するのは大変)